キャリアリテラシーを全ての人に「選択できる人生を作る方法」

転職・就職相談を年間500人以上の相談に乗る男のブログ

何故、自己分析をするか?を就職や転職のためと思っていませんか?

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みなさん、こんばんわ。

 

本日は「自己分析」について書きたいと思います。

学生や社会人の相談に乗っているとよく話に上がるのが、

「自己分析って必要ですか?」

という内容です。

 

はっきり言って、

必要ありです。

 

まずは就職や転職においての自己分析を行わない事によってのリスクについてお話したと思います。

 

【1】自己分析を疎かにして起きてしまう就職・転職のリスク

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①何となく転職を繰り返してしまい、キャリアが積み重なっていかない。

あなたの周りにも何回も転職をしているが、キャリアアップに繋がっていない人はいないだろうか。その人の各社の転職理由を聞いてみてほしいです。おそらく転職理由が各社とも全く別の理由になっていると思います。自身の事が理解できていないため、人生の軸が存在せず、転職が目的になってしまい、現状の苦しみからの解放になってしまっています。

 

②どうなりたいかがないため、目先の給料・勤務地・ブランドなどの世の中の価値観に引っ張られてしまい、自分の価値観を無視した転職になってしまう。

自己分析を疎かにしていると、軸がないため、会社選びの基準を給料・勤務地・休み等の条件や会社名等のブランドに引っ張られてしまい、自身の価値観とは全く関係のないキャリアを過ごしてしまいます。こうなってしまうとその会社で評価をされていても充実感が無かったり、後に自身の価値観を理解した場合、今までのキャリアが無駄になってしまう可能性があります。

 

③面接でうまく説明ができず、お見送りが多くなる。

面接の中には、10年後のありたい姿は?やモチベーションの源泉は?の質問される事があり、そこから派生する何故、そう思うのか?質問に対して、自己理解が進んでいないと本質的な動機や思考について説明する事ができず、お見送りになるケースが増えてしまう事が多くなります。私の前職のリクルートでは、この何故?何故?を繰り返し本質を問う面接官が多くおり、この自己理解ができていないと太刀打ちできなかったりします。

 

 

この自己分析は必要か?という質問ですが、就職活動や転職活動の時に必要か?という話で聞いてくる人が多いため、就職活動や転職活動のリスクを書かせていただきました。しかし、自己分析を行う必要はむしろ、就職や転職した後の中期的なキャリア設計のために大事だったりします。

 

自己分析が必要なのは、

「自身の心から望む生き方」を見つけ、その道を目指すためのレールを選択できるようにするためです。

結果として面接で上手く話せたり、ESや職務経歴書で本質的な事が書けたりして結果、内定を取りやすくなる等の結果がでやすくなります。内定をとる事は【自己分析】の目的ではなかったりします。

 

よく、自己分析を立派な人達は全くやっていないと聞いたりします!と言われる事がありますが、この方達は日常生活の中で考えていたり、行動をする中で自身の欲求や過去の事を考えて、自己分析をするという行為が自動的に行われていて自己認識を終えているため、あえて自己分析に時間を割いてやる必要がないからです。

 

ホリエモンとか対極に位置する存在かもしれませんが、ホリエモンのゼロという本を読んで欲しいです。自身の幼少期から振り返っており、何故その行動をしたのかに明確な意思をもって行っている事がわかります。

 

つまり、自己分析に時間を費やすという行為は、普段の生き方でそれを考えられない人のためにあるのです次に 自己分析をやった方がいい人の特徴をまとめて見ました。

 

 【2】自己分析を行った方がいい人

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①何で?質問に弱い

「何でそうしたの?」と質問された時に上手く答えられない経験がないでしょうか?この場合、大事な部分を言えないか自分で何でそうしたかわからないかがほとんどです。後者の場合は自己の認識が足りないから自身の欲求の説明がつかないんです。仕事上のプレゼンや提案等の場合、答え→何故その答えになったかをちゃんと説明できるのですが、それを自分の行動や人生に置き換えると以外に言えない人が多い印象です。

 

②何となく、なんか、直感という言葉が多い

これは私が日頃相談に乗っていると、よく聞くワードで女性に多いです。この場合、考えや行動と自身の欲求が直結しなくなっており、説明ができない場合に多用されている印象があります。こういう人は自身の意見をのべる事や読書感想文等が苦手が人が多いように感じます。

 

③人生において、自分で考え、自分で行動し、自分で振り返る量が少ない。

自発的な行動が少ないため、自身の思考や感情を無視して生きていたため、いつからか思考停止状態が当たり前になってしまい、周りの環境に流されるだけの存在になってしまっている。ルールだから、決まりだからという理由だけで片付けてしまう人はこの状態に陥っている可能性があります。

 

上記の3つは①だからこそ②という回答になり(自己認識ができていて、自己開示をない人を除く)その理由が③だからという繋がりがあります。①、②、③単体だけ当てはまっているという認識の方もいるので3つに分けました(認識できていないだけで全て当てはまっている人は多いです)

 

上記に当てはまるのであれば【自己分析】を行った方が良いと思います。そして、この3つの状態になってしまう人も過去を振り返って見ると、この状態になってしまう理由が存在します。

 

例えば、親のしつけが厳しい。もしくは親の強制力が強い。

 

親の力が強いため、自身の考えや行動をしたくても許されない環境にいた人です。こういう人は幼少期や小学校までで自身の意見を通すポイントがなかった場合、自発性が生まれにくくなってしまいます。親の強制力がずっと続けば、この環境に慣れた人は辛くないのですが、大抵、大学や社会人になったタイミングで親の強制力が薄くなり、自由が増えてしまうので、自由になっても誰かが指示をくれないと動けなく自由が辛いものになってしまう人も多くいます。

 

義務教育での優等生タイプもこの傾向があります。

ルールや他者のこうあるべき論に従い続けてきたせいで、ルールの枠以外の考えを持ち合わせていない方です。

 

こう考えると、誰もが自由でいたいと思っている訳ではなく、自由が苦しいと思う人も多いと感じています。「自由に生きたい」「成長したい」「期待されたい」とは誰もが本当は思っている訳ではなく、それが当たり前だと思ってはいけないんです。その他者の当たり前ではなく、あなたの当たり前を見つけるためにも【自己分析】の必要があるのです。

 

次回は、自己分析を行う方法と注意点を話したいと思います。

 

有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

それそろ公務員のキャリアのリスクについて話しますね

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皆さん、こんばんわ。

 

本日は公務員のキャリアのリスクについて話したいと思います。

何故、今回この話しをしたいかというと、学生の就職相談に乗っていると、

「公務員は安定している」とよく聞きますが、大きな勘違いをしているなと感じたため書こうと思いました。

 学生がそう思うのは残業が少なく土日休みがしっかりしていたり、給料も会社業績や個人業績の影響を受けないで、ノルマもないと言うイメージがあるからだと思います(この時点で間違っている気もしますが)

 

非の打ち所のない仕事のように考えている方がいるのですが、年間300人のキャリア相談に乗っていると公務員こそリスクモンスターの仕事だと考えています。

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 何故、リスクモンスターかと言うと下記のような理由があります。

 

 【1】公務員キャリア3つのリスク

 

 1:転職が非常に難しい

転職市場において、公務員の市場価値が高くないため、現職の仕事を評価されステップアップやキャリアチェンジの転職が難しかったりします。縦割りの環境や発展性のない仕事に不満を感じ、転職したいと思う人が一定数いるのですが、企業側や転職エージェントでも公務員の方は引き受けるのを躊躇する方がいたりします。その理由については下記理由があります。

 

①自発的に仕事を取り組んだ経験が少ない

公務員の仕事の多くは「やりたい仕事」ではなく、「やらなければいけない仕事」が圧倒的に多いです。そのため、自ら考え、自ら行動し、自ら振り返る事があまりないため、民間で評価されるのが難しかったりします。過去に相談に来た方でも何故その仕事に取り組んだ?と質問してみると、「それが決まりだから」「上司に言われたから」という回答が多く自発的な仕事を行った経験が見えにくいというのがあります。

 

②公務員を選んだ事による安定志向のイメージが拭えない

最初に公務員を選んだキャリア選択は面接官の心情的にマイナスに働く事が多いです。人事の方や人材紹介の会社の方に聞いてみると、新卒の時に公務員が安定しているから入社した保守的方だと感じてしまい、公務員の人を積極的に採用する気にはなれないとおっしゃる方も複数人いました。この方達がおっしゃる気持ちもわかります。確かに面接において、公務員を選んだ理由は過去の相談者達はほとんどが保守的な理由でした。保守的な思考は転職ではマイナスに働く事がほとんどなので面接が突破できずに、理由を捏造しても整合性が取れなくなり結局突破できないという状態になったりします。

 

③市場価値と条件が折り合わない

公務員の方の市場価値は高くないのに条件を落としたくないという人は転職が難しかったりします。転職というのは、自身のやりたい事と世の中の市場価値が擦り合う事でマッチングします。しかし、公務員の方の現職の条件でやりたい事を主張してしまうと、市場価値とマッチングがおこらないため転職する事が難しいです。

 

④ビジネス観点が抜けている

企業に属している人は売上、利益等の数字を意識して活動している方が多いです。その中で公務員の方はどうしてもビジネス観点で考える事ができない人が多い、または、ビジネス観点を証明できる人が少ないです。現職の閉鎖的なルーティンの仕事が嫌になり、「面白そうな仕事」「お客様の喜ぶ事がしたい」「この商品が好きだから」といった理由を話して、面接が通らない方も多いです。

 

2:副業ができない

公務員の方は、国家公務員法と地方公務員法で副業を禁止されているため、民間の方のようにばれないように副業をするという事よりリスクが非常に大きくなります。以前のブログで経験が大事と話しましたが転職や副業ができないため経験を得るチャンスを作る事が公務員は非常に難しいです。今後、パラレルワーカーが増えてくる世界観の中で副業が難しいというのは大きなマイナスだと思います。

 

3:情報弱者になる可能性が高い

ルーティンのやらなければいけない業務が主業務のため、新しい知識や経験を取得しなくても継続してできてしまう仕事が多いです(例外はもちろんあります)そのため、情報を積極的に取得する意味が薄くなってしまい、知識・スキルの向上につながらなかったりします。公務員だけではなく、民間の会社でもこのような方は多いですが、より公務員の方が多い印象を受けます。新しい情報自ら取りにいくという行為事態が少なってしまうと、自身の市場価値を理解できずに周囲との温度差を感じたり、ビジネスの世界で頑張っている人と話が合わなくなります。それがまた苦痛となってしまい、さらに新しい知識や経験を遠ざけてしまい、機械のように黙々とただこなすだけの人になってしまう人も多いように感じます。

 

 

【2】一方通行の公務員キャリア

 

細かいリスクを話すとまだまだあるのですが、公務員のキャリアは、

「一度決めたら、後戻りしづらいキャリア」

なのです。

 

転職や副業がしづらく、また長くいればいるほど、環境に慣れてしまって、その内自分で知識や情報を意識的に取りにいかなくなります。そうなってしまうと、年齢が経った時にさらに転職や副業ができなくなってしまいます。もちろん、全ての公務員の方がこれには当てはまらず、素晴らしい方はたくさんいます。しかし、私が見てきた公務員の方達はこれが多数派かなとも思っております。では、私が素晴らしいと思った公務員の方とそうではない公務員の方の違いはどこにあるのでしょうか?

 

 

【3】本当は尊い、公務員

素晴らしいと思った方とそうではない方との違いは、

本当にやりたい仕事が公務員の仕事

と強い気持ちを持って仕事をしているかどうかです。

 

給料が安定している、土日休みで残業が少ないから、リストラがないから、ノルマ・目標がないから等の保守的な価値観ではなく、この仕事がやりたいと高い意識、向上心を持って取り組んでいる方達です。

 

この方達は、公務員の仕事に強いコミッメントを持っているので、自発的に考え、自分で行動できます。目標やノルマがなくても、当事者意識高く取り組めているため、手を抜く事はありません。そして、こういう方達はそれぞれの自身の哲学を持っており、何故、この仕事をするのか?という答えを持っています。


公務員の仕事というのは全体の奉仕者であり、仕事は国民や住民のためにあるという本来非常に尊い仕事だと思っています。

それがいつしか安定とか個人のエゴのために働く人が多くなり、いつしかどの仕事よりも評価されづらい仕事になってしまいました。そういう評価になっていく過程で、保守的な公務員だけではなく、全体の奉仕者として哲学をもって生きている尊い人達も評価されなくなっているのも悲しい事です。

 

保守的な理由で公務員になりたいと思っている方は、

「40年間二度と他のキャリアを歩めないかもしれない」

「意識高く取り組んでいる尊い公務員の方の価値を自分が存在するせいで貶めている」

と思いもう一度キャリアを考えてみてください。

 

本当に尊い公務員の人達は、そもそも後戻りできないという理由で公務員をやめようなんて決して考えませんから。

 

もし、ブログをみている方で、このテーマについて話して欲しいという要望があればご意見ください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個人の価値を高めるためには、会社選びが全てじゃない

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皆さま、こんばんわ

 

本日「個人の価値を高めるためには」について話します。

 

前回、個人の価値を高めて、時間>金になるべきと話しました。

 

www.careerliteracy.jp

 

1:個人の価値とは?

 

しかし、個人の価値とは、一体何でしょうか?

ふわっとはわかりますが、どんな価値があるのかが曖昧で、それぞれ考え方が違うと思います。ここでは私が考える3つの価値を話したいと思います。

 

①スキル・経験といった実用性としての価値

一番イメージしやすい価値だと思います。履歴書や職務経歴書や面接で見て確認できる価値です。転職時の選考する場合にこの実用性としての価値を中心に判断される事が多いです。

 

②信頼、人脈のような社会的な価値

人とのつながりを持っている事も大きな価値です。たくさんの人とつながる事も価値になりますし、特定の分野でのスペシャリストなどの特別な人とのつながりも価値になります。起業を考えている人とかは人脈は大きな価値になるため意識してつながりを増やす努力をしたら良いと思います。

 

③共感や好感等を相手に伝える内面的な価値

伝えたい事を内容だけではなく、内面的な感情や想いも伝えられる価値です。この価値は非常に曖昧な価値ですが、昨今では対面での話だけではなく動画やブログ、SNS等でも内面的な価値を使う事ができるので必要なシーンが増えています。

 

この価値の分類は前回のブログでも話した佐藤航陽さんの「お金2.0」でも話が出てきていました。佐藤航陽さんも働く企業を選ぶ際、これらの自分の価値の最大化に繋がる環境を選ぶようにした方がいいと言っています。

私も全く同じ意見で、過去のブログでも話した、企業で安定する事は現代では企業の寿命が短いために難しく、個人がスキル・経験等の価値を高めて安定する事が大切だと話たと思います。

 

www.careerliteracy.jp

 

www.careerliteracy.jp

そして、この価値を高められた人が、以前話しをした「選択できる人」になるのだと感じています。

 

 

2:会社選びだけが個人の価値を高めるとは限らない

 

しかし、私が伝えたいのは、個人の価値を高めるためには、

会社選びをする事が絶対的な解決策にはならないと考えています。

 

もちろん、解決策の一つにはなると思います。しかし、人材会社や求人サイトは転職や就職をまるで唯一の解決策であるかのように話しますが、これは違うと思います。

 

転職や就職は今後どんどんリスクが少なくなってくると思いますが、現段階ではまだリスクが多く、レッテル社会の日本では転職回数や年齢などの履歴書から見える事でキャリアの選択を絞られたりしてしまいます。

 

我々、人材で事業をやっている人達にも問題があり、売上を意識すぎるあまり、皆さんのキャリアを軽視して転職を促す人達も多くいるのが事実です。大手だから中小だからというのはなく、どの規模の会社でもそういったスタンスの方達はいます。むしろ大手の方がそういう方が多いかもしれません。ネット上で転職エージェントのランキングなどもありますが、アフィリエイトの収益のみを狙った記事も多く、求職者と人材事業をやっている会社のキャリアリテラシーの差が大きいために起きていると思っています。

 

以前、話した中期視点で個人の価値を高める思考にならない限り、私は転職はするべきではないと思っています。よく転職相談にきた相談者に転職をやめた方がいいと話す時がありますが、それはどのように啓蒙しても短期視点から抜けられない方や現職でも十分、中期視点のキャリア設計できるからと判断して伝えています。

 

 

3:副業のススメ

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中期視点が描けないのであれば、まずは副業で個人の価値を高める行動をして欲しいと思います。そのために20代の内はたくさん時間を投資して行動してください。

 

私から転職した方で、30代中盤で未経験の人材業界に内定した方がいましたが、この方は前職での人材の経験はほとんどなかったのですが、土日の時間を使って、人材関係の活動をしており、その活動が高く評価され、本来、未経験とこの年齢では難しい会社に見事転職する事ができました。

 

短期視点で、自問自答もせず転職や就職を中途半端にしてしまうと、個人の価値を高められないまま履歴書の経歴も傷がついてしまい、「選択できる人」とは程遠い世界が、あなたの30代の時に訪れます。

 

 

4:副業を長く続けるためには

 

しかし、副業も副業で時間の投資が必要になるため、苦しくなって続かない人が多いです。そうならないために、大事なのは何の副業をするかを下記の要素で決めていくと良いでしょう。

 

①儲かるという観点で考えない

副業するのだから儲けたいと考えるのは悪い事ではありませんが、そのために自身が全く興味がない副業をやっても長続きしません。特に20代の方は儲ける事が目的ではなく、副業を個人の価値を高めるための手段と考えていただきたいです。

 

②自分が1日中やっても苦にならない事

熱中できるという事がとても大事です。副業にはワークライフバランスという考えではなく、ワークアズライフという考えで副業とプライベートが一体化しているスタイルで考えて欲しいです。タイムマネジメントではなくストレスマネジメントを意識する事が大事になります。ストレスを感じない状態なら時間をどれだけ使っても辛くないので、休みの日に趣味に時間を使う感覚で取り組めます。

 

③場所を選ばない

本業をやっていると急な異動とか出張等があり、それで計画が破綻してしまう事があります。なので、なるべく場所が変わってもできる事やできる仕組みにして欲しいです。

 

④事務作業を極力しないようにする

せっかく熱中できる事でも、事務作業ばかりだとストレスが多くなります。

代行秘書等にお願いする等の工夫をして上手く調節してください。私は、独立した現在も続けているのですが、極力、メールでのやり取りがないように相談者とLINEやMesengerを使用する事によってメール作業を減らしていました。

 

特に①と②が大切になっており、その2点が満たせるのであれば、個人の価値を高める副業が続けられると思います。しかし、中期視点で考えた時にどうしても現職では難しいと思う場合には転職を検討する必要があります。

 

 今まではキャリアの私の考えを中心に話していましたが、次回からは実際に転職活動のノウハウやケーススタディの話もしながらお伝えしていきたいと思います。

 今回で第10弾となりました。絶対に10弾までは続けると思っていましたので、ここまでできたのは嬉しいです。皆さまからの暖かい言葉が非常に励みになっております。

引き続きよろしくお願いします。

あなたにとって「時間」は大切ですか?(転職・就職・キャリアの総合ブログ)

皆さま、こんにちは

 

本日は「お金と時間の価値」について話したいと思います。

 

 1:吉野家の牛丼並盛無料キャンペーン

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この話しをしようと思った背景としては、2月にソフトバンクが企画した「吉野家の牛丼並盛無料キャンペーン」で行列ができ、牛丼並盛のために何時間も待つ人が私は理解ができなかったからです。

 

www.excite.co.jp

 

私の理解できなかったのは、「380円は1時間以上並ぶに値するものなのか?」という事です。このキャンペーンを利用した方の多くは時間に余裕があり、かつ、380円の価値が大きいと思える方ではないのでしょうか。

 

私はこの時間があるならもっとその時間を使って色々できるのにもったいないなと思いました。

 

 

2:個人の価値の格差

 

最近、色々な方と話をしていて思うのが、

「優秀な人は時間を大切にしている

という事です。

 

自身にとって興味がないと思った事は多少の金銭的なメリットがあっても絶対に引き受けないという事です。そして、一方で興味がないと思った事でも多少の金銭的なメリットがあると時間を使ってしまう人は大勢います。その違いは、個人の価値が高いか低いかだけになると思っています。

 

皆さんが学校で習った需要曲線と供給曲線が使えばわかりやすいかもしれませんが、

 

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自分の価値(時間)が高ければ、あなたの時間を使いたい人は少なくなる。

自分の価値(時間)が低ければ、あなたの時間を使いたい人は多くなる。

 

しかし、個人の価値は人によって違い、100万払ってもその人の時間が欲しいと言われる人もいれば、お金をもらってもその人と会いたくないという人が存在しています。

優秀な人達は、もちろん前者であり、この人達は自分の価値を高める活動をしています。その人の時間価値でいえば最近、VALUやタイムバンク、そして私が使っているタイムチケット等が個人の価値がお金で見えるようになるサービスが出てきています。

当たり前といえば当たり前ですが、この大前提にもう一つ考え方を付け加えると、お金の価値がどんどん下がっていっていると私は考えます。

 

 

3:下がるお金の価値

 

最近話題の佐藤航陽さんの「お金2.0」や私が大好き尾原和啓さんの「モチベーション革命」でも同じ事を言っていましたが、今の若い世代(ミレニアム世代)は物が溢れているこの世界では物質的に満たされているため、金銭欲求がなくなってしまっています。

 

「お金」の価値が下がっている中で、自分の価値が高めている人が個人の資産である「時間」を多少のお金で使う事はないのです。「お金」をメインに考えるのではなく、「時間」をメインに考えるべきなのです。そう考えると、就職や転職でも表面的な給料が高いところではなく、自分の価値を高められる会社や生き方を考えることができるはずです。

 

 

4:お金はツール

 

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しかし、先ほどの本でもこのような事は書いていますが、私は自分の価値を高めるためにお金はある程度は大事だと感じています。何故ならば、

 

お金がないと得られない「経験」もあって、それがまた個人の価値を高めるものになる

 

と考えているからです。お金があるからこそ学ぶ機会を得る事が出きたり、普段会えない市場価値の高い人に会える機会があるからです。

 

お金は、

選択する事の制限(人生のストッパー)をはずすツールにはなり得ると思っております。

 

しかし、あくまでストッパーでしかないので個人の価値を高めるより大切な物ではないと思ってます。個人の価値を高めている時間価値が高い人は、お金によって人生のストッパーが外して何をするかを考えることができますが、個人の価値が高くない人はお金があっっても何をするべきか思いつく事が出来ずにストッパーが外れているのに何もしなかったりします。

 

悲しい事に、お金を上手く使える人もまた、個人の価値が高い人なのです。

 

 

5:今回伝えたい事

 

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つまり、短期的に時間を優先するのではなく、個人の価値を高めていく事によって、

自然と時間の価値がお金を上回るのです。

そのためには、どういう選択をするのかが大事であり、私は下記のような流れで自身の

キャリアを考えています。

 

自分の価値を高める選択をする→選択した場所や事で自分の価値を高める努力をする→価値が高くなり「時間」価値が上がる→自分の価値をさらに高められる選択をする(ここで意図的にストッパーを外しにいくのもあり)→選択した場所や事で自分の価値を高める努力をする→

 

だいたいこの考えで動いている人は、30代の時にお金もそれなりに持っており、

金銭欲求があまり高くないがお金も勝手に溜まっていきます。金銭欲求よりも、

精神欲求を満たすために何をするかを考えています。

 

今回伝えたいのは、

時間とお金はどちらが価値が高いのではなく、個人の価値を上げて、時間>お金に意図的に持っていく事が大事

だと思います。

 

次回は続編的な内容になるのですが、「個人の価値を高めるためには」という内容で話したいと思います。 

 

 

 

 

 

 

 

人を信じない人が一番騙されやすい。転職もね。

皆さん、こんばんわ。

 

本日は「人をすぐに信じてしまう人、全く人を信じられない人はどっちが良いの?」という内容で話していきたいと思います。

 

 何故、この話をしたいかと言うと、色々な人の相談にのっていく中で成功失敗の分岐点になりやすいと考えているからです。

現代では誰でも情報を大量に取得できる環境にあるため、情報をどのように活かすかが大事です。情報を取得する過程、情報を活かして行動するという過程で人から情報やアドバイス、ご提案をいただくケースがあり、その際に信じる信じないという判断が、後の結果に大きく影響すると感じているため、このどちらの人の方が良いのかという事を考えるのは非常に大切だと思っています(前提として20代での話にさせていただきます)

1:人を信じらない私とすぐ信じてしまう友人

 必要以上に信じてしまう人と信じられない人が一定数いて、どちらの方が良いかと考えた時期がありました。私自身が全く人を信じられない人であり、すぐ信じてしまう友人を見て愚かだなとその当時は思っていました。実際に信じたがゆえに騙されている友人を見た時に、「それ、見たことか」と思い、自分の考え方が絶対に正しいと信じて疑いませんでした。

しかし、そこから何年か経った時に、現在の状況を振り返ると自分の考えが必ずしも正しくないなと感じるようになりました。

 

短期で見ると、騙された人はお金を失いましたが、長い目で見ると、若い内に騙された「経験」を得ることができています。仮説ではなく、実際に信じるという判断をしたからこそ得られたものがありました。

 

一方の私みたいな全く人を信じられない人達は、すぐ信じてしまう人達を遠くから見て、愚かだなと見ていましたが、その間は、信じらない事によって情報を頂いても行動まで結びつける事が出来ていなく、

何もしていない、外から見ている傍観者

になっていました。

 

実際に騙されて愚かだなと思っていた友人が、私達がただの傍観者になっていた時期に、たくさんの人を信じて、行動に結びつけ「経験」を得ていました。そして、現在では早いタイミングで暗号通貨(仮想通貨)に投資をして、今や多くの富と自由に使える時間を手にしていました。まぐれだ!いつか暴落する!といっていた傍観者達でしたが、私は友人が得た結果よりも、何で投資をするか?それをいつまでに結果と見て判断して振り返るか?、そして次に何をするか?までの設計ができており、誰かを信じる事しかできない彼が、自分の判断で行動できるようになっていた事に驚きを隠せませんでした。

 

そして人を信じられない人達は、友人が人を信じて、行動して「経験」をたくさん得ている中、「経験」を得る事が出来なかったために、人の判断基準が学歴、年収、会社名等のわかりやすいステータスでしか信じる事が出来なくなってしまい、正しい情報を鮮度が良い状態で受け取る事が出来なくなっていました。

 

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2:転職でもよくあるステータスのみ判断

転職でもこう言ったケースが多くあります。

人材業界では必ずしも大手が正しいという状況ではなく、大手エージェントは求職者側と企業側の担当が分かれており、共有も完璧ではないため求職者側の担当が企業の事を知らなく求職者が不利益を被っていたり、大手求人媒体では売り上げ増大のため、かなりのデンジャー企業の求人広告も出して、求職者側が何も知らずその会社に入社してしまうケースが多くあります。

しかし、信じる「経験」が少ないステータス判断の人達は中小の優良な人材紹介会社や優秀な個人の正しい意見を聞く事が出来ず、結局大手だからと情報を鵜呑みにしてしまい、転職というリスクを背負ってまで行く事のない企業に転職していくのを私は何度も目の当たりにしてきました。

 

確かに大手だからというのを判断要素の一つに入れる事は決して悪い事ではありません。しかし、あくまで要素の一つとして扱う事が大事だと感じています。

 

実は、信じる事ができない人達が、一番騙されやすかったりします

年を経て何かを判断しなければいけない時期は必ず訪れますが、「経験」が少ないため、相手のステータスを信じて騙されます。何故かというステータスこそ一番捏造しやすいからです。

 

3:信じる事だけではいけない「気をつけるポイント」

しかし、ただ信じる事ができるというだけでは「経験」を未来に活かす事ができず、同じ事を繰り返してしまいます。そうならないために重要な事は4つあると感じています。

 

①何故、信じたかの理由を自分の中で明確にしておく

理由を明確にしておかないと、結果が出た時に振り返りができないためです。

 

②結果が出た時に必ず振り返る

信じて良かったか良くなかったかを必ず振り返りましょう。先ほど話した友人は、

この振り返りをしっかりしていたため、活かせる「経験」になったと思います。

 

③自責で捉える

その人を信じて良かった良くなかったかの判断したのは全て自分の責任です。これを自分事にできなかった人は①も②をやっても意味がありません。

 

④20代〜30代前半までにやっておく

若い内にどれだけ人を信じて行動に結びつけるかが大事です。歳を取ってから変えようと思っても中々難しかったりします。

 

4:意識する事が最も大事

私は、人を信じる事ができない人でしたが、他の傍観者の方と違ったのは、それを指摘してくれる人がいて、その方の指摘を素直に受け入れる事ができる事が出来たために早期に脱出する事ができたと思います。それからは意識して、騙されたと思って信じてみようという気持ちで色々な人を信じて、コミュニケーションをしていきました。そうする事によって、経験値が増えて、判断するための思考のレベルが多少なりともついてきたと感じています。

 

自分で考え、自分で行動が苦手という方は、

まず人を信じてみる事からはじめてみてはいかがでしょうか?

たとえ騙されたとしてもそれはあなたの「経験」となり、将来の財産になると思います。よくないのは傍観者になりつづけ何もしない事です。

 

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次回は一番私が話したいかもしれない「お金と時間の価値」について話したいと思います。

最後まで見ていただき有難うございました。

 

参考になった、面白かったと思っていただけ方は、

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就職・転職の学歴について話すけど、大事なのはそこじゃないのでは?

皆さま、こんばんは

 

本日は「学歴って関係あるの?」について話したいと思います。

 

まずは、キャリア相談の会社の代表として就職・転職について学歴が関係あるのか話します。

 

結論から言うと、

就職・転職においては学歴は関係があります

 

就職・転職においては3つの理由があります。転職も関係が大いにあるのですが、

より影響の強い新卒の就職を中心に話しをさせていただきます。

 

1 そもそもエントリーや書類選考条件に学歴が求められているケースがある。

高卒や専門卒で就職・転職活動をやっている方は簡単にイメージつくと思います。そもそも大卒ではないと選考を受けることができない企業が多数存在します。

大卒でも大学名を重視している企業も多数あります。一般の人にはオープンになっている求人情報以外の見えない所でも学歴を分けており、未だに高学歴の方にはリクルーターがついたり、大学によって説明会や選考ルートが分けられている会社があります。大学名は選考に関係ないとうたっている企業の中にも、大学で説明会を分けていたりしている会社も複数あります(説明会の参加者リストを見せてもらいながら確認しました)

イメージとして、G−MARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)以上の大学が有利な選考に入りやすい企業が多いように感じています。

 

2 高学歴の人はコミュニティのレベルも高く、基準値が高い

これは実際に就職・転職で様々な方にご相談いただいている時に感じる事なのですが、基準が違います。高学歴の人は、友人や先輩、OBが意欲的な人やハイクラスな人が多く、接する機会も圧倒的に多いので、自分達もこのラインは目指せると学生達も意識が高くなります。学生の相談に乗っている時に、G−MARCHより下の大学の方はお手本にできる人や話しを聞きに行きたいと思う人が少なかったり、自身で行動もしていない状態から私へご相談が来るケースが多いです。一方で、高学歴の学生はすでに私に相談に来る前にOBや先輩達と話し、自身の意思をもった段階でくる事が多いです。質問内容も、前者の方は「どうすればいいですか?」に対して、後者の方は「私はこう思うんですが、中田さんどう思いますか?」と違いがあります。高学歴の学生の全ての人のレベルが高いわけではありませんが、確率から見ると圧倒的に優秀な学生が多いです。昨年の新卒で相談にのった方で比較すると、高学歴の方が20人に8人が優秀だと思ったのに対して、それ以外の大学の方は20人に1人いるかいないかぐらいです。

 

3 受験で成功した結果と周りからの評価によって自信がある

これは一般受験の学生限定になるかもしれませんが、高学歴の方は受験によって結果を出したという自信が他の大学の方と比較するとあるように思います。多分、これを見た高学歴の方で「私は自信ないけど・・・」と思うかもしれませんが、ここも基準が違っていたりしています。普段はあまりわからないかもしれませんが何か評価される場でのパフォーマンスに差が出ます。就職活動での面接の場がまさにその場で、高学歴の方は本番でしっかりパフォーマンスを発揮される方が多いです。一方でそれ以外の学生で多いのが、普段は自信がありそうな方でも本番になると面接官が想像以上に大きく見えたり、集団面接で高学歴の人と一緒になった時にたちまち口数が減ってしまうのを何回も私は見ました。

 

以上の3点から学歴は就職活動で関係があると私は思います。採用基準、環境、マインドによる側面が要素としてありますが、私は企業が学歴を気にするのは当然だと思っています。大企業だと何十人、何百人と採用する必要があるとした時に、

高学歴の人の方が優秀な人の確率が高い

からです。ある企業で学歴をふせて採用活動をしたが、結果ほとんど高学歴だったという事例も聞いております。

 

ここまで、就職における学歴の話しをしましたが、実は今回本当に伝えたいのはこの事ではありません。

 

本当に伝えたいのは、

世の中の状態から見ていけば学歴は重要な要素になりますが、

「個人」として力があれば、そもそも学歴に左右されない状態になります。

学歴は関係ありますか?体育会は有利ですか?◯◯大学は足切りされますか?

そんな事は大した問題ではないと思ってます。

 

慶應義塾大学の◯◯でもなく、体育会系ラグビー部の◯◯でもなく、

ご自身の名前に付加価値をつけてください。

そのために、どういう会社でどのようなスキル・経験をつけ、プライベートではどういう活動をし、10年後どういう姿を目指すのかを考えてほしいと思います。

 

就職・転職活動で他の学生や社会人と同じようにただ過ごすのではなく、個人として

付加価値をつけるために活動していただきたいです。

それができると、そもそも学歴なんて話題にも出なくなります。選考ルート分けられていてもリクルーターつけられなくてもその人に「個人」のスキル・経験があれば全く不利になりません。そもそもその状態になっていれば学歴で見ている企業に興味がなくなっている方がほとんどです。エンジニアの方達は学歴によって左右されないのは、個人に専門スキルがあるからです。慶應義塾大学を卒業しても簡単な言語しかできなければ高い評価になる事は難しいです。

 

高学歴の方でも、社会人になって何年も経っているのに学歴で人を見ている人がいます。その時点で、「個人」として生きることができていない人達です。

 

私がリクルート時代に営業マンとして、最も優秀だと感じたのが北海道時代の方で、高卒の方でした。北海道の住宅マーケットに誰よりも詳しく、営業というよりクライアントの商品開発や営業戦略の提案等も実行まで手がけており営業というよりその企業の経営者のような感覚を持っていた人でした。クライアントも「リクルートは嫌いだけど、◯◯君だから取引をしているよ」と言っており、個人に価値がある方でした。

その方とは、同行中最近読んだ本の話や著名人の発言についての考察等をしたりしている時に知識の量の多さと考察の鋭さに「個人」として勉強している方だなと勝手に関心していました。

過去のブログでも、私はしきりに「個人」にフォーカスした発言していますが、現代のようなITが発達した世界では「個人」で十分に戦うツールや舞台が用意されているため、この状況をいくらでも変えていける時代になっています。つまり、学歴の力というもの自体弱くなっており、今後もそれは加速されると思います。しかし、学歴の力がないから慶應や早稲田、東大の方が優秀ではないわけがありません。この方達は、基準が高い環境と何かをやり遂げた自信があるからです。それを認識した上で高学歴ではない方達は「個人」としての力を危機感をうまく利用しながら磨いていけば良いと私は思います。

 

学歴による優劣は確かに存在するが、今は絶対の力ではない。自身の現状を認識した上で個を磨こう。

 

次回は「信じられる人と信じられない人、どっちが良い?」について話します。

最後に学歴についての大事な情報を画像として貼り付けます。

 

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何かしないといけないのに行動ができないあなたは危機感を活用しよう

皆さん、こんばんわ

 

本日は危機感との付き合い方」について話していきたいと思います。

皆さん危機感なんて感じたくないですよね。私もまったく感じたくないです。

どちらかと言うとワクワク感を常に感じていたいですよね。

 

しかし、ワクワク感がわいた事に対して、行動をして結果が出るまでやりきった事はありますか。私の周りでは私の基準ではやりきったなと思った方あまり見た事ないです。

逆に危機感がわいて、やりきった事はあるでしょうか。私は、短いスパンで完結できる事であればやりきる確率が非常に高いと感じています。例えば、来週の会議にすごく恐い上司が出席する事が決まって、完璧な準備をしないといけない殺されると思った時に皆さんはどうしますか。私はめちゃめちゃ頑張ります。

私がリクルートで働いていた時には先輩社員が毎週ある恐怖の会議用に早い段階からネタを必死に集めてる光景を何度も見ました。しかし、ワクワク感のある話をしている人が、数ヶ月後、話を聞いてみると、何も進んでいなくワクワクしているだけという状態を何度も見ました。イメージでは9:1でやりきるまで行動しない人が多いと印象です。

 このような状態になってしまうのは、ワクワク感はWANTの思考であり、できればいいなという強制力が全くありません。一方で危機感というのはMUSTの思考であり、しなければならないという強制力が強いからだと思います。

 

強制力の無いワクワク感だけでやりきる事が普通にできる人はそこまで多くないと思っており、自身のスキル、経験、人脈に長けている人が多いと感じています。私がこの人はまさにそれだと思う人は下記3人になります。

 

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1人目は堀江貴文さんです。皆さんの中には金儲けしている人と思う人いるかもしれませんが、私は全く別の印象です。楽しそう事には最初に手を上げて取り掛かり、常に面白い事を探している日本が誇る夢想家。感情論で議論する事は大嫌いだが、意思決定は感情で決めている方だと思います。

 

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 2人目はイーロン・マスクさん。火星移住計画等を本気で実現しようとしている方であり、やる事全てが異次元の方です。当たり前を鵜呑みにしないで、考える事がワクワク感の塊みたいな人ですが、やりきるための仕事は、優秀なスペシャリストを集め、超多忙に仕事するというビジネススタンスが高い方でもあります。

 

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 3人目は漫画ワンピースに出てくるモンキー・D・ルフィ。よくワクワク感の 代表格みたいな人で相談を受けた方に話しています。海賊王になりたいとその気持ちだけで未知の世界に飛び込んでいきます。辛い事もたくさんありますがこの海賊王になりたいという想いは全く失うことなくつき進んでいます。

 

しかし、多くの人はワクワク感だけでは中々行動できないと思います。何故ならワクワク感から沸き立つ行動は、WANTであり、

やらなくてもまったくマイナスにならない

からです。

 

しかし、そんな状態ではいつまでたっても自発的な行動にならないので、そういった方は危機感を活用すれば私は良いと思います。

 

具体的にお話しすると、最終的な結果をワクワク感から設定して、そこまでの中間目標を危機感で設定する事です。ワクワク感だけだと行動しない、危機感だけだと疲弊してしまいパンクしてしまうため、2つの感情を併用する事によって、自発的に行動をしてやり切る事ができると思っております。

 

私の転職相談もこの考えを使う場合が多く、過去に自発的にやりきった経験がない人に対しては、中期視点の目標をワクワクできるような設定をします。「自身のスキル、経験、人脈が得ることができれば自分がその時したい生き方ができるようになる」というように。

しかし、そのための転職活動は危機感を感じるように話しています。「ここで頑張れないと一生、選択肢が少なく誰かに使われる人生になるかもしれない」みたいな話をします。それが一つクリアされると、少し危機感を緩め、しばらくするとまた危機感を醸成します。

 

この方法の問題は、私の事が悪魔に見えてしまい、考えてくれてはいるけど中田は恐いとなっている相談者が増えてしまう事です。ウサギのように寂しがり屋な私はこういう立場になるのはとてもつらいですが、今の所多くの元々、やりきる行動ができなかった相談者が道をしっかり歩めている気がするのでこの方法を続けています。

 

この方法は使う場合は絶対に、

最初は自分ではない別の人に危機感を醸成してもらいましょう。

自分だけでは危機感で作っても、強制力が全くないので、すぐ形骸化してしまいます。

仲は悪くないけど、頻繁に会わない人とかに取り組んでもらうと良いと思います。

この方法をやっていくと、いつの間にか自身で危機感のコントロールができるようになるので後々、自走化していきます。

 

自分がここ数年、全く何もできていないと感じる人がいたらこの方法を是非試していただければと思います。

 

次回は「学歴って関係あるの?」を話したいと思います。