あなたにとって「時間」は大切ですか?(転職・就職・キャリアの総合ブログ)
皆さま、こんにちは
本日は「お金と時間の価値」について話したいと思います。
1:吉野家の牛丼並盛無料キャンペーン
この話しをしようと思った背景としては、2月にソフトバンクが企画した「吉野家の牛丼並盛無料キャンペーン」で行列ができ、牛丼並盛のために何時間も待つ人が私は理解ができなかったからです。
私の理解できなかったのは、「380円は1時間以上並ぶに値するものなのか?」という事です。このキャンペーンを利用した方の多くは時間に余裕があり、かつ、380円の価値が大きいと思える方ではないのでしょうか。
私はこの時間があるならもっとその時間を使って色々できるのにもったいないなと思いました。
2:個人の価値の格差
最近、色々な方と話をしていて思うのが、
「優秀な人は時間を大切にしている」
という事です。
自身にとって興味がないと思った事は多少の金銭的なメリットがあっても絶対に引き受けないという事です。そして、一方で興味がないと思った事でも多少の金銭的なメリットがあると時間を使ってしまう人は大勢います。その違いは、個人の価値が高いか低いかだけになると思っています。
皆さんが学校で習った需要曲線と供給曲線が使えばわかりやすいかもしれませんが、
自分の価値(時間)が高ければ、あなたの時間を使いたい人は少なくなる。
自分の価値(時間)が低ければ、あなたの時間を使いたい人は多くなる。
しかし、個人の価値は人によって違い、100万払ってもその人の時間が欲しいと言われる人もいれば、お金をもらってもその人と会いたくないという人が存在しています。
優秀な人達は、もちろん前者であり、この人達は自分の価値を高める活動をしています。その人の時間価値でいえば最近、VALUやタイムバンク、そして私が使っているタイムチケット等が個人の価値がお金で見えるようになるサービスが出てきています。
当たり前といえば当たり前ですが、この大前提にもう一つ考え方を付け加えると、お金の価値がどんどん下がっていっていると私は考えます。
3:下がるお金の価値
最近話題の佐藤航陽さんの「お金2.0」や私が大好き尾原和啓さんの「モチベーション革命」でも同じ事を言っていましたが、今の若い世代(ミレニアム世代)は物が溢れているこの世界では物質的に満たされているため、金銭欲求がなくなってしまっています。
「お金」の価値が下がっている中で、自分の価値が高めている人が個人の資産である「時間」を多少のお金で使う事はないのです。「お金」をメインに考えるのではなく、「時間」をメインに考えるべきなのです。そう考えると、就職や転職でも表面的な給料が高いところではなく、自分の価値を高められる会社や生き方を考えることができるはずです。
4:お金はツール
しかし、先ほどの本でもこのような事は書いていますが、私は自分の価値を高めるためにお金はある程度は大事だと感じています。何故ならば、
お金がないと得られない「経験」もあって、それがまた個人の価値を高めるものになる
と考えているからです。お金があるからこそ学ぶ機会を得る事が出きたり、普段会えない市場価値の高い人に会える機会があるからです。
お金は、
選択する事の制限(人生のストッパー)をはずすツールにはなり得ると思っております。
しかし、あくまでストッパーでしかないので個人の価値を高めるより大切な物ではないと思ってます。個人の価値を高めている時間価値が高い人は、お金によって人生のストッパーが外して何をするかを考えることができますが、個人の価値が高くない人はお金があっっても何をするべきか思いつく事が出来ずにストッパーが外れているのに何もしなかったりします。
悲しい事に、お金を上手く使える人もまた、個人の価値が高い人なのです。
5:今回伝えたい事
つまり、短期的に時間を優先するのではなく、個人の価値を高めていく事によって、
自然と時間の価値がお金を上回るのです。
そのためには、どういう選択をするのかが大事であり、私は下記のような流れで自身の
キャリアを考えています。
自分の価値を高める選択をする→選択した場所や事で自分の価値を高める努力をする→価値が高くなり「時間」価値が上がる→自分の価値をさらに高められる選択をする(ここで意図的にストッパーを外しにいくのもあり)→選択した場所や事で自分の価値を高める努力をする→
だいたいこの考えで動いている人は、30代の時にお金もそれなりに持っており、
金銭欲求があまり高くないがお金も勝手に溜まっていきます。金銭欲求よりも、
精神欲求を満たすために何をするかを考えています。
今回伝えたいのは、
時間とお金はどちらが価値が高いのではなく、個人の価値を上げて、時間>お金に意図的に持っていく事が大事
だと思います。
次回は続編的な内容になるのですが、「個人の価値を高めるためには」という内容で話したいと思います。