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最も転職活動がうまくいかない人 一人でいるときあなたは何を考えていますか?

皆様、こんばんわ

 

本日は、「最も転職活動がうまくいかない人」という内容で

話しをさせていただきます。

 

今までの内容からすると、短期視点の人でしょ?とか近道ばかり考えてる人でしょ?

という話になると思います。


www.careerliteracy.jp

 

これはこれで確かにうまくいかない人達なんです。しかし、今回話したい「最も転職活動がうまくいかない人」というのはこれよりも根が深いと感じています。まずは私が実際にあった事例で話しをさせていただきたいです。

 

1年前に遠隔地のため電話で相談に乗っていた女性がいました。20代後半で店舗の接客をしていた方でした。年収アップをしつつ、都会で働きたいから転職したい!という内容でした。この時点で短期視点だなと感じていて、自己分析をして中期視点でのキャリア設計をしました。それから5日後の面接前日にもう一度電話で転職理由を聞いたのですが、彼女が答えた転職理由が、

 

「年収アップをしつつ、都会で働きたい」でした。

 

案の定、面接は落ち、短絡的で思考が浅いというフィードバックを企業からいただきました。

 

再度、企業からのフィードバックを伝え、対策をしていったのですが、ありとあらゆる企業から「短絡的で思考が浅い」という内容でお見送りをいただきました。転職エージェントに連絡をして新しい求人を送ってもらっている最中に恐る恐る転職理由を聞いた所、背筋が凍る答えが返ってきました。

 

「年収は同じぐらいでもいいから、都会で働きたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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その時の私はこんな顔で唖然としていました。

 

あんなに対策したのに、まるで変化がない。 

対策した日にはしっかり答えられていたのに何故か時間が経つと元に戻ってしまいます。頭を悩ませながら、私は彼女のプライベートまで深く聞きました。そうすると

下記のような過ごし方をしていました(今回のブログ用に作成したものです)

  

 

睡眠以外で一人でいる時間がほとんどない、、、、

仕事や飲み会は常に誰かと話しているため、転職の事を考える時間がほとんどありませんでした。彼女からすると一人になってもやる事がなくつまらないため、基本誰かといるとの事でした。

 

このままではまずいと思い、私は彼女にお願いしたのは、

1日2時間だけカフェにこもってノートとペンだけで考える時間を作ってください

とお願いをしました。

 

そこから2ヶ月後内定を2社いただく事に成功しました。

 

彼女はお酒が大好きで毎日飲みに行き、一気飲みで泥酔してから家に帰り、すぐに睡眠というような生活でした。このような状況の方は、自身の思考する時間が極端に減っており、学生時代の一夜漬けのテストのように、対策をしても、整理する時間がないため、すぐ対策前の状態に戻ってしまいます。

 

実際にこういう方は一定数いて、極端に一人で思考する時間が少ないため、将来の事であったりとか、現在の自分が置かれている状況や、世の中について深く考える習慣が全くありません。そして、常に人といるせいか自身のコミュニケーション能力が高いと錯覚をしており、面接もなんとかなると思っています。

 

コミュニケーション能力の定義は複数ありますが意思疎通能力だと私は考えており、様々な人と意思疎通できるようになるのは思考の質が大事になってきます。質を担保するためには量も一定量必要なため、思考力がないとコミュニケーション能力があるとは言えないと私は考えています。

 

そのために、孤独な時間を思考にどれだけ割けるかが大事です。

 

今回の本題ですが、「最も転職活動がうまくいかない人」とは、

孤独な時間を有効活用できない人

だと私は感じています。

 

しかし、仕事頑張っていたり、結果が残っていたりするとそれでも転職活動はうまくいくと考える人もいると思います。しかし、孤独を有効活用できない人は思考の量が極端に少ないため、頑張る理由や結果が残った理由等もなく言われるがままにやった経験しかないケースが多いです。転職する前の会社に入社した理由も直感や人が良い、そこしか決まらなかったというのがほとんどです。自己認識もできていないため、私でもびっくりするぐらいの勘違いをしています。

 

彼女の場合は、仕事も接客ばかりで落ち着いて思考する時間が少ないのも原因として多く、この状態になる人は経験上、接客業の方が圧倒的に多いです(もちろん全員がそうだという訳ではありません)

 

孤独を有効活用できない人の過去を遡ると具体的なエピソードがあまり出てこなく、挫折や成功体験はないがただただ楽しそうという内容が多いです。今まであった方の共通点としては直感という言葉を多用しており、直感が働いた理由等は深く考えていませんでした。

 

孤独を有効活用できない人の改善方法ですが、

本人に自覚症状がないため、まずは危機感を感じていただかないと効果的な手立てがないと思っています。危機感を感じて焦りだすと、不安になり嫌でも一人で考える時間が増えるためです。あまり深く考えた事がないため、考える事が辛くなりやめてしまいますが、その度に危機感を感じさせてあげないとなりません。

実際に事例の方も一通り面接落ちた後に、私がかなり怒ったため相当危機感を感じ、カフェで2時間考えけたと思います。私の仕事の中でも本当につらい仕事で嫌われるのを覚悟で行います。

 

人は危機感を感じて続けるのは相当ストレスを感じるので、できれば感じないで生きていきたいと皆思います。しかし危機感はうまく付き合える事ができれば、自分を大きく高められるものだと思っているため、さぼり癖がある私は危機感をコントロールしてうまく仕事をしています。

 

次回は「危機感との付き合い方」という内容で話をさせていただきたいと思います。