キャリアリテラシーを全ての人に「選択できる人生を作る方法」

転職・就職相談を年間500人以上の相談に乗る男のブログ

そもそも企業に「安定」を要求する時点で間違っている。

皆様、こんばんは

 

前回の記事で「大手」=「安定」ではない事をお話したと思います。

 

nakatamint.hatenablog.com

 

 では、真の「安定」とはなんでしょう?

それは企業で安定するのでなく、「個人の能力」で安定するべきだと私は考えています。

 

今まで転職や就職等のキャリア支援をしてきて、たくさんの人とお話させていただきましたが、企業ではなく「個人」としてのスキル、信用力、人脈を築いてきた人は、色々な会社に欲しがってもらえ、個人の活動にスポンサーもつきやすく転職回数や年齢等の転職で一番見られる部分も関係なくなります。

そういう人達を私は「選択できる人」と呼んでいます。

「選択できる人」には共通点が何個かありますのでそれをお教えさせていただきたいと思います。

 

①中期視点で考えている

中期視点(10年後)でどうなっていたいかを考えている人が多いように感じます。短期視点で「現状からとりあえず解放されたい!」とか、「実績が無いけど面白そうだからとりあえすやりたい!」のような短期視点ではなく、中期視点の方は10年後こういう状況になっていたいから、今このスキルを身につけるために頑張るというような思考になります。長期視点までなってしまうと長いスパンになっているためスピード感が遅く行動に結びつかないのとテクノロジーが急速に進歩している現代では、時代の変化の影響がですぎてしまうため、長期視点での目標設定が難しいと思います。

 

②他の価値観にも触れている

現状の組織だけではなく、他の組織や別の世界に触れている人は、組織依存していなく、このスキルや知識が必要かを社会全体の状況と自身のなりたい姿をイメージしながらアップデートしていっています。組織外のコミニティを大事にしたり、副業をしている方は現状の組織との比較をする事ができるので、組織のよい所や欠点とかにいち早く気づいて中立的な視点を獲得します。歴史のある大手企業とかはまだ副業解禁が遅いため、こういう人が少ないのがまた組織依存の人を増やしていっていると感じています。

 

③自発的なチャレンジの量が多い

自分で決めた事にチャレンジして成功失敗している経験が多い人はスキルや人脈が高くなっていると感じます。ここで注意して欲しいのが組織に与えられたチャレンジではなく、自ら考え、自ら行動して、自ら振り返ったチャレンジです。上司に与えられたものや誘導させられたチャレンジではなく、自身のチャレンジです。そしてなんとなく成功、失敗ではなく、誰が見ても成功か失敗かわかる状態をたくさん経験する事が大事になってきます。

 

以上の3点は相談者から見た「選択できる人」の共通点です。皆さん、いかがでしたでしょうか。この要素を踏まえて20代をどのように過ごすかを考えていただけると私としても嬉しいです。

 

次回は実際に相談者の事例であった「退職交渉時の上司の言葉」についてお話させていただければと思います。